モロッコはアフリカ杯開催拒否で大きな代償を払うことに【写真:Getty Images】
アフリカサッカー連盟(CAF)は6日、モロッコに対し100万ドル(約1億2000万円)の罰金とアフリカネーションズカップ2大会の参加禁止処分を下した。
モロッコは現在開催中の2015年大会の開催地に決まっていたが、直前になって西アフリカを中心に蔓延するエボラ出血熱の完全拡大を懸念して開催を拒否。CAFに大会の開催延期を求めていた。
しかし、CAFはその要求を却下。モロッコの開催権と大会出場資格をはく奪し、代替地として赤道ギニアでの開催を決めた。
そして、モロッコは今回の処分による2大会参加禁止と、今大会からの締め出しもあわせて3大会にわたって大陸王者決定戦に出場することができなくなってしまった。
また、100万ドルの罰金処分とは別に、CAFはモロッコに対して開催拒否と開催地変更に伴う損害賠償として805万ユーロ(約10億8000万円)の支払いを求めている。
アフリカネーションズカップは現在準決勝まで日程を消化し、8日にコートジボワールとガーナが王座をかけて激突する。
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