財政面の不満を漏らした元パルマのDFフェリペ【写真:Getty Images】
現在セリエAで最下位に沈むパルマ。給与面の問題でエースの元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが退団するだけでなく、税金の未払いで勝ち点1を没収されるなど、財政面で大きな問題を抱えている。
かつてパルマでプレーしていたブラジル人DFフェリペが、6日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に当時の内情を明かした。
先日パルマを退団し、現在はフリーとなっているフェリペだが、「昨年2月から支払いが徐々に滞ってきていた。“来月には何とかするから落ち着いてくれ。重要なのはクラブが破産しないことだから”と幹部に言われ続けた。だが、状況は悪化するばかりだった」と明かした。
元会長のギラルディ氏については「経営面が苦しいのはわかっていた。年俸減を提示されたことも2度あった。しかし“何とかする”という約束を彼は守らなかった。道に放り出された気分だった」と不満を漏らした。
財政難による相次ぐ主力の退団に加え、残留圏内まで勝ち点10差と、かつての名門の苦難はまだ続きそうだ。
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