チェルシーのモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が6日、試合の前日会見の場でファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規則に反したマンチェスター・シティに苦言を呈した。
シティは昨年4月にFFPのルールに違反したとしてUEFAから6000万ユーロ(約80億円)の罰金とチャンピオンズリーグの選手登録人数を25人から21人に削減される処分を受けていた。
FFPはクラブの支出が収入を上回ること認めないなど、経営の健全化を図るためにUEFAが独自に導入した規則。正式な施行となった昨季(13−14)は初回のため2011−12シーズンと12−13シーズンの収支の合計が対象となっている。
しかし、シティは今冬にも2800万ポンド(約50億円)という高額の移籍金でスウォンジーからFWウィルフリード・ボニを獲得。相変わらず多額の費用を投じた補強をしているシティにモウリーニョが噛み付いた。
ポルトガル人指揮官は「私はFFPの規則を守れず、処分を受けたチームがチャンピオンであっていいとは思わない」と、このように話している。さらに勝ち点を剥奪すべきというコメントも残した。
現在、モウリーニョ率いるチェルシーはプレミアリーグで首位を走っている。「イングランドでの挑戦を楽しんでいる」と語っているが、「ただ唯一良くないことは、争う相手が同じルールに従っていないということだ」と、勝ち点差5で2位につけるライバルチームをチクリと牽制した。
チェルシーは7日、アウェイでアストン・ビラと対戦する。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→