シャルケの大黒柱に成長したベネディクト・ヘーベデス【写真:Getty Images】
英紙『デイリー・ミラー』は6日、シャルケのドイツ代表DFベネディクト・ヘーベデスにイングランド移籍の可能性があると報じた。
シャルケでキャプテンを務めるDFを狙っているのはマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの2チームだ。
前者は引き続きディフェンス陣の強化を来夏の重要な補強ポイントとしており、CBに加えて両SBもこなせるヘーベデスをターゲットに据えたとのこと。
また、後者は冬の移籍市場でビジャレアルからブラジル人DFガブリエウを獲得したが、ロラン・コシエルニーのコンディションが万全ではなくCBの選手層に不安を抱えているため、さらなる戦力拡充を目的にヘーベデス獲得に乗り出すようだ。
アーセナルは同選手を定期的に視察しており、記事によればチームを救う同点ゴールを挙げた3日のバイエルン戦もスカウティングスタッフが視察に訪れていたという。
下部組織時代から数えてシャルケ在籍15年のヘーベデスは、ブラジルW杯にも出場し、キャプテンとして精神的にも戦術的にもチームの大黒柱へと成長を遂げた。
一方、クラブとの契約を2年残しているものの、移籍金は1400万ポンド(約25億円)ほどとユナイテッドやアーセナルにとって高い買い物ではない。
内田篤人やクラース=ヤン・フンテラールらとともにシャルケの顔であるヘーベデス。イングランド挑戦を決断するのだろうか。
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