波紋を呼んだ一連の報道
また、会長自ら先のシドニー・モーニング・ヘラルドのライバル紙のヘラルド・サンの取材に応えた。
「この話題が出てきたタイミングにショックを受けている。この(決勝直前の)タイミングにはふさわしくない。この手の記事を読むのはとても悲しい。なぜなら、どこにも真実が無いからだ。今大会の成功は我々の予測を超えた。
だから、この手の話題で成功に水を挿したくはない。しかし、きちんと誤りは正さなければならない。この記事のコメントはネガティブな印象を与えるよう歪曲されている」。
とは云っても、豪州の一般のファンはそんなことでは納得しなかった。31日の決勝戦の試合前と試合後の表彰式で、ピッチ上に立った渦中のアル・ハリファ会長らAFCの要人には容赦のないブーイングが浴びせられた。一般ファンからのこのニュースへの激烈な反応は、まさに豪州全土のサッカーファンの声を代弁するものだった。
先述のシドニー・モーニング・ヘラルド紙の記事へのコメント欄では、記事 がアップされて以来、様々なコメントが書きこまれた。そこでの議論は、アジアを定義する地政学的見解の応酬による「豪州は、果た してアジアなのか」とういう根本的な物も見られた。
しかし、多数派は「何をお かしなことを言いだすんだ。我々はアジアの一員としてこの大会を開催、成功に導いているではないか」というようなAFCに対しての拭 えない疑念を持つファンが占めている。そんな多数派の感情の発露こそが、決勝でのブーイングだった。
アジアカップの終幕で、この件に対する興味関心はグンと減った。しかし、豪州がAFC加盟国であり、アジア王者であることは変わらない。そして、5月に予定されるAFC年次総会で「豪州の転籍の可否」が議題として取り上げられる可能性がある以上は、今後もその動向から決して目を離せない。
【了】
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