ミランは5日、カーザ・ミランにて今冬に加入した5選手の入団会見を行った。
セリエAで8位のミランは、冬の移籍市場で積極補強な動きを見せた。ジェノアからイタリア代表DFルカ・アントネッリ、スパルタク・モスクワからイタリ代表DFサルヴァトーレ・ボッケッティ、パルマから同じくイタリア代表DFガブリエル・パレッタと代表クラスのDFを補強。さらにイタリア代表FWマッティア・デストロ、リバプールからMFスソの合計5人を獲得している。
これらの補強にアドリアーノ・ガッリアーニCEOは入団会見で「新加入選手たちへようこそと言いたい」と歓迎。そして「我々は強く彼らを望んでいたし、この場にいる。目標を達成できて非常に満足している」と、喜びを語った。
同会見でアントネッリは「ジェノアに感謝したい。私が成長するのを助けてくれた」と、前所属クラブに感謝。そして「ミランの練習は世界で最高の厳しさだと思う」と印象を語り、「(フィリポ・)インザーギ監督のために110%で応えたい」と、意気込みを述べた。
同じくDFのボッケッティは「私はとても幸せを感じている。歓迎は素晴らしい」と、喜びを語り、「ロシアではうまくいかなかったが、今はここにいる」とコメント。さらに「私の自身の目標はまずここでうまくいくこと」と、話している。
そしてパレッタは「我々はすべての部分でプレーをしなければならない」と、ハードワークの重要性を説き、「守備の動きを学び、監督の要求に正確に応えなければいけない」と意気込みを語っている。また「イタリア代表チームで多くの選手を知っていた」とコミュニケーションに問題ないことを強調。DFとして「すべてを観察し、試し、それぞれ最高の部分を身に着けていきたい」と更なる成長を誓った。
FWのデストロは「ミランはミランだ。私がそれを示し、正しいクラブであると証明する」とし、「私はこのクラブを救うために全力を尽くす」と力強く語った。代表に関しても「代表は私にとって重要だ。(アントニオ・)コンテ監督を納得させるためにクオリティを示すチャンス」と話している。一方で「ローマの話はしたくない。私はミランの選手でここでうまくやっていきたい」と、今は古巣については考えたくはないようだ。
若手のスソは「イングランドと戦術と技術に違いがある」と、他リーグではまた異なる部分が多いと話したが「サッカーは世界共通語」とやることは同じと考えている様子。そして「リバプールもミランも伝統的なクラブ。この偉大なクラブで歴史を作りたい」と意気込んでいる。さらに「新しいことがたくさんある。まずは適応する必要がある」と慣れることが大事だと語り、「監督が私を必要とするようになりたい」と目標を述べた。
厳しい状況の中でようやく勝利を手にしたミラン。勝ち星を重ねて上位に進出するためには新戦力の活躍が必要となる。それでもガッリアーニCEOは「3位? コメントはしたくない」とプレッシャーはかけたくない様子だ。
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