欧州5大リーグで最小失点数を記録しているユベントス【写真:Getty Images】
セリエAで首位を快走するユベントス。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は歴史的なチームを作り上げているようだ。5日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が興味深いデータを紹介している。
今季のユベントスがリーグ戦で許した失点はわずかに“9”。85-86シーズンのユベントスはわずかに8失点しかしなかったため、クラブ史上2番目に少ない失点数で、シーズンを終える可能性がある。
ちなみに9失点というのはイタリア国内だけでなく、欧州を見渡しても最小失点数だ。欧州5大リーグではドイツのバイエルン・ミュンヘンのみが9失点だが、ブンデスリーガは消化試合がセリエAより2試合少ない。プレミアリーグ首位を走るチェルシーは20失点、同リーグ最小失点数はサウサンプトンの17となっている。
今季ユベントスの指揮官に就任したアッレグリ監督は序盤こそ前任者アントニオ・コンテ監督の3バックを採用していたものの、途中より4バックに変更。最近は4バックと3バックを併用し、ディフェンスにさらなる安定感をもたらしている。
現在セリエA21節を終えて、ユベントスは2位ローマに勝点差7をつけている。早くもスクデット(リーグ優勝)が見えてきた同チームだが、偉大なる記録達成となるのだろうか。
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