古巣リバプールの3バックを称賛したジェイミー・キャラガー氏【写真:Getty Images】
現地4日、FA杯4回戦再試合でリバプールはアウェイでボルトンに2-1の勝利。試合後、英メディア『スカイスポーツ』の解説を務めるリバプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガー氏が自身のツイッターで古巣の守備を語った。
この日のリバプールの失点は、エイドゥール・グジョンセンのPKによる1ゴールのみ。試合はホームのボルトンが攻勢だったが、急造の守備ラインが要所を耐え抜き、勝利をもたらした。
「エムレ・ジャンとママドゥ・サコは3バックの一角として素晴らしいパフォーマンスを見せた。彼らはそれぞれ異なるタイプのプレーヤーだが、真ん中を務めたマルティン・シュクルテルを中心に良いバランスを保っていた。
デヤン・ロブレンが快適に感じられるのは3バックの真ん中でプレーするときだけだ。ブレンダン・ロジャーズ監督が(キャピタル・ワン杯準決勝第2戦の)チェルシー戦で彼の代わりにグレン・ジョンソンを起用したのはそのためだろう。
移籍金2000万ポンド(約35億円)で加入したクロアチア代表によって守備の問題は減らされると考えられていたが、チームは徐々に3バック主体に変わってきており、彼の出番はなくなりつつある」とチームの浮上の鍵を分析するとともに、ロブレンの不調を指摘した。
今や世界のトレンドにもなりつつある3バックは、4バックを主流とするイングランドサッカーのなかでは稀有な存在だ。マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督も導入を試みたが、最適な選手が見つからず、4バックと併用しながら試行錯誤している。
リバプールは2005-06シーズン以来8回目の栄冠を目指し、5回戦でクリスタル・パレスと対戦する。
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