MLS新チームのオーナーを務めるデイビッド・ベッカム氏【写真:Getty Images】
元イングランド代表主将のデイビッド・ベッカム氏のビジネスグループは、メジャーリーグサッカー(MLS)参入条件のホームスタジアム確保に解決策を見つけられずにいるようだ。英紙『テレグラフ』が報じている。
マンチェスター・ユナイテッドやLAギャラクシーで選手時代を過ごした同氏は現在、2017年マイアミに創設予定の新チームのオーナーとしてスタジアムの選定に尽力している(MLSはスタジアムが確保されない限りはチームとして承認しない)。
同氏はマイアミ市に新スタジアム建設のため、1回目はマイアミ港近辺を、2回目は米プロバスケットボール協会(NBA)ヒートの本拠地近くを建設地として提案していたが、いずれもマイアミ市に却下されている。
さらに、地元公共事業機関が一時的にフロリダ国際大学(FIU)の施設を使うことを提案したことで、暗礁に乗り上げている。
マイアミ・デイド郡の行政関係者は「この地区で出来るだけ早くMLSの試合を開催することが重要。まずは公共支援を増やし、地元ファンの動きを活発にさせることだ」と、チーム招聘後に新スタジアム用地の交渉するよう妥協案を提示。
ベッカム氏グループの弁護士を務めるネイセン・カスディン氏は「我々はまだ新スタジアム建設を諦めていない。投資家たちは海岸沿いに2万人収容のスタジアムを欲している」と今後も粘り強く交渉を進める姿勢を示した。
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