納税額を不当に操作したとされるジョゼップ・マリア・バルトメウ会長【写真:Getty Images】
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は3日、FWネイマールの移籍に関わり納税額を不当に操作したとして、バルセロナと共に(法人として)告発された。スペインの複数メディアが伝えている。
スペイン裁判所のパブロ・ルス裁判官は、バルセロナが2014年期の収支報告で280万ユーロ(約3億9200万円)の申告漏れの疑いで検察局が要請したバルトメウ会長の出頭を受け入れた。現地時間13日10時半にクラブの代表者が出廷することになり、11時にはバルトメウ会長の出番となる。
また検察局はバルトメウ会長の件は、既に告発されているバルサと前会長のサンドロ・ロセイ氏と別個に調査するよう求めている。しかしながら、ルス裁判官は今調査を終えるとこの先矛盾を生む可能性を考慮し、同時に調査し続けるようだ。
なおルス裁判官は、バルセロナに5日間以内に2014年における源泉徴収証明書の提出を要求している。バルトメウ会長は1年前(2014年1月24日)ロセイ氏の後を継いだ日、記者会見で「告発されたからと言って有罪になるわけではない。告発されても辞任しない」と、強気な姿勢を見せていた。
【了】