長友佑都はハビエル・アギーレ監督に感謝【写真:Getty Images】
ハビエル・アギーレ監督の突然の契約解除について、日本代表選手が口を開いた。
インテルでプレーするDF長友佑都はクラブ広報を通じて、「解任(注:実際は解任ではなく契約解除)についてはとても残念に思う。アジアカップでは最善を尽くそうとみんなで試みた。僕を代表に呼んでくれたこと、重要な選手と感じさせてくれたこと、僕らのためやってくれたこと全てに感謝したい」とコメントを発表。
長友が「重要な選手と感じさせてくれた」と語るのにも理由がある。
アジアカップ準々決勝UAE戦の前日会見でアギーレ監督は「佑都は戦うことのできる力強い選手であり、他の選手たちに愛され、敬意を払われている。右でも左でもプレーでき、リズムを作り、意欲を見せる選手で、それは他の選手たちに伝染する。また、明るい性格がグループにいい影響を与えている」と長友について熱く語っていた。
信頼していた指揮官を失った日本代表だが、2018年ロシアW杯に向けた歩みはすでに始まっている。
来月には27日にチュニジア戦、31日にウズベキスタン戦と2つの親善試合が控えている。3日の記者会見で大仁邦彌会長は「アギーレ監督への対応を検討している中で、常に情報を集めるようには伝えていた」と語り、すでに後任選定にむけて動き出していることを明かした。
一方で大仁会長は「3月までには間に合わせたいが、“間に合わせ人事”はしたくない」とも話し、霜田正浩技術委員長はJリーグの監督からは選ばないことを明言している。
再び一から出直しとなってしまった日本代表。協会の動きも含め、今後1ヶ月がW杯までの3年半の運命を大きく左右することになりそうだ。
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