JFA大仁邦彌会長【写真:フットボールチャンネル編集部】
前代未聞の解任劇となった日本代表。アルベルト・ザッケローニ監督による4年間を経て、ハビエル・アギーレ監督に強化を託されたが、リーガエスパニョーラ時代の八百長に関する告発受理という前例のない理由で契約解除となった。
しかし、代表チームの活動は続く。3月には27日にチュニジア、31日にウズベキスタンとの親善試合を控えている。
後任人事に関して、記者会見に出席した大仁邦彌会長は「3月までには間に合わせたいが、“間に合わせ人事”はしたくない」と述べた。
一方で、「技術委員会が中心となって後任は決める。アギーレ監督への対応を検討している中で、常に情報を集めるようには伝えていた」とすでに動き出していることを強調していた。
では、新監督はどのような人物となるのだろうか。
大仁会長は会見で「アジアカップの連覇は叶わなかったものの、指導力や手腕は高く評価している」と繰り返し語っていた。
アギーレ監督はアンカーを採用し、就任当初から「守備を固める」や「ボールを持っていない88分間で何ができるか」といったことや、必要であればロングボールを使うことも選択肢にあることを明かしていた。
メンバーこそザッケローニ監督時代から大きな変化はなかったものの、両指揮官から発せられる“目指すべきスタイル”は異なるものだった。
これから選任が始まる新たな指揮官は、アギーレ監督のスタイルを継承する人物なのか。もしくは、また違った要素を持った人物で方向転換を図るのか。その人選に注目が集まる。
【了】
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