三好豊法務委員長と大仁邦彌会長【写真:フットボールチャンネル編集部】
日本サッカー協会(JFA)の大仁邦彌会長が都内のJFAハウスで記者会見を開き、ハビエル・アギーレ監督の契約解除を発表した。
アギーレ監督は、スペイン・リーガエスパニョーラのサラゴサを率いていた2011年5月の試合で八百長への関与が疑われており、1月30日にスペインの検察当局からの告発を裁判所が正式に受理したという。
大仁会長は、契約解除の理由について「指導力や手腕は高く評価している。しかし、告発が受理されたことで代表チームに影響を及ぼすリスクを排除した」と述べ、「“八百長関与”が理由ではない」と、告発受理=八百長関与確定ではないことを強調した。
その“リスク”については、「今後、八百長に関する捜査が行われ、起訴される可能性もある」とした上で、アジアカップ直後の契約解除となったことには「W杯の最中のような重要な時期ではなく、今が最善の時期だった」と説明した。
それでもアギーレ監督に対して、同席した三好豊法務委員長は「あくまで無罪を前提に対応した」とし、大仁会長は「アギーレ監督の名誉に関わること。事実の証明に全力を尽くしてほしい」と語った。
また、今回の監督人事に関する責任に関しては「多くの選手やスタッフが賞賛しリスペクトしている通り、アギーレ監督を選んだことは間違いではなかった」としながらも、「しっかりと調査しておくべきだった。こういった結果となったことに責任を感じている」と心境を明かした。
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