依然として泣き所のカウンター。今後の克服なるか
そして3つ目が、ボランチのアーノルドである。アーノルドが、中盤の深い位置で守から攻への切り替えで重要な役目を果たしていたことは、53分、73分のデ・ブルイネの得点へのアシストを見れば明らかだ。
バイエルンを相手に効果的なカウンターを仕掛ける、という意味では、上記の3つの戦略は有効だったと言えるだろう。
昨季のCLではマドリーに惨敗し、今季のブンデスリーガではボルシアMGにあわやのところまで追い詰められ、またCLではマンチェスター・シティに敗れた。バイエルン、とりわけペップにとってカウンターは依然として泣き所のようである。
今季より3バックの導入といったカウンター対策を施しながら、ここまで無敗のままで来たバイエルンだが、完全無欠とまではいかないようだ。
果たしてこの先も、ヴォルフスブルクのようにバイエルンを破るチームが現れるのか。それともこのままバイエルンが、再び連勝街道を突き進むのか。
いずれにせよ、ブンデスリーガ、そしてCLに1つ楽しみが増えたことは間違いない。
【了】
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