“アジア”の頂点に立ったサッカルーズ
試合後の会見で、ポスタコグルー監督は「これ(この優勝)で、今回のサッカルーズの挑戦にピリオドを打つわけでは無い。この優勝こそが、(サッカルーズのさらなる挑戦への)始まりなのだ」とかみしめるように語った。 さらに、現在の心境を尋ねられて「正直なところ、ほっとしているという気持ちが一番大きい」と本音をのぞかせた。
それでも、この野心溢れる名将は既に次の目標を見据えている。サッカルーズは止まらない。その存在のアジアでの特異性とトップレベルでの実力でアジアでの存在感をこれからも存分に発揮していくに違いない。
かくして、豪州が日本が防衛できなかったアジア王者のタイトルを引き継いだ。この大会を通じて成長を続けた豪州は、これらのタイトルを得ても恥ずかしくない戦いぶりを見せた。豪州は「4年後に日本がトロフィーを取り戻すまで、アジアカップのトロフィーを保管してもらうにはふさわしいチームだったから優勝できた」と、少々日本人としての負け惜しみを含みつつ総括しておこう。
最後に、決勝の大舞台の“グッド・ルーザー”たる韓国代表にも敬意を表したい。そして、あらためて、ポスタコグルー監督とサッカルーズのすべてのメンバーのたゆまぬ努力と献身に最大限の賞賛を送りたい。 Good on you, Socceroos!!
【了】
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