ミランはカーザ・ミランに隣接しての新スタジアムを建設を希望している【写真:Getty Images】
ミランが新スタジアムの計画を発表した。31日、クラブ公式サイトにて公表している。
昨年の5月にクラブミュージアムやグッズショップを備えた事務所カーザ・ミランをオープンしたミラン。続いて新スタジアムの建設に向けて動いている。ミランが発表した計画では収容人数48000人の現代型スタジアムで、ホテル、スポーツ、レストラン、エンターテイメントを備えた複合商業施設の建設を目指している。
また、都市型のスタジアムとして、景観や騒音対策にも万全を期している。建造物は地下(10メートル)を有効活用することによって、地上部分は高さ30メートルを超えることはないとされている。また、最新鋭の防音技術を採用することで、外部への騒音を防ぐことが期待されている。さらには建物上部には緑が豊富に設置されることで都会のオアシスとしての機能も果たす。
既にスポンサーとして興味を抱く企業も見つかっているとされ、新たに1000名の雇用を生み出すことも計画の実現を後押しすると伝えている。
昨年の9月の時点で、カーザ・ミランによって100万ユーロ(1億3000万円)の収益があがったとされるミラン。スポンサーの契約更新も進むなど順調に財政強化を実現している。今度こそ悲願となる新スタジアム建設を実現することはできるのだろうか。
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