マルコ・ヘーガーが決勝点を挙げた【写真：Getty Images】
【シャルケ 1-0 ハノーファー ブンデスリーガ第18節】
ブンデスリーガ第18節が現地時間31日に行われ、シャルケがホームでハノーファーと対戦した。
内田が所属するシャルケは前半戦終了時点でCL圏内の4位ボルシアMGと勝ち点27で並ぶ5位。ウインターブレイク期間中はドーハで合宿を行うもテストマッチは未勝利に終わった。冬の移籍市場でマンチェスター・シティから獲得したセルビア代表DFナスタシッチは先発で出場した。
一方、ハノーファーは8位で前半戦を折り返し、中断期間中のトルコキャンプではテストマッチ4試合負けなしと好調を維持。バレンシアからポルトガル代表DFジョアン・ペレイラを獲得し、ポジションを争うDF酒井は首脳陣へアピールしたいところだ。
試合序盤は3バックのシャルケがやや守勢になる中、ハノーファーが最終ラインから組み立てる展開が続く。シャルケはボール奪取後に前線の選手へパスを供給するものの、押し上げが遅く攻撃に迫力が出ない。
最初のチャンスは9分。前から積極的にプレスを仕掛けるハノーファーが、敵陣でルーズボールを拾うと最後はエリア内で待つFWビッテンコートが右足でシュート。惜しくもポスト左に外れる。
徐々にサイドで主導権を握り始めるシャルケは21分、チーム得点王のFWシュポ・モティングが左サイドからのクロスに右足ボレーで合わせるも大きく枠の外へ。
すると32分、CKのこぼれ球から左サイドに流れたボールを左WBフクスがグラウンダーのクロス。エリア手前に走り込んだMFヘーガーが利き足ではない左足でのシュートをゴール右下に叩き込み先制点を挙げた。
勢いに乗るシャルケは38分にもエリア左からのセットプレーでDFキルヒホフがヘディングを放つも、ドイツ代表GKツィーラーのビッグセーブに遭い追加点はならず。
ハノーファーは41分、FWホセルが相手DFに競り勝ちGKをかわしてシュートを放つも、DFへーベデスのクリアに阻まれ得点機を生かせず。シャルケが1-0でリードしたまま前半を終えた。
後半最初に決定機を作ったのはハノーファー。48分、FWブリアンがカウンターからドリブルで運び、右サイドを走るホセルにパス。相手GKと1対1になるもシュートは止められ同点にはならず。
58分にも左サイドからのクロスからDFシュルツのヘディングが枠を捉えるも、ボールは予期せぬ回転を見せ、ラインから逃げていくようにゴールから離れていってしまった。
流れを変えたいシャルケは62分にチュポ・モティングからMFボアテングに交代。直後にナスタシッチ、FWフンテラール、ボアテングと立て続けにゴールに迫るものの、ネットを揺らすことは出来なかった。
前線で起点を作りたいハノーファーは、68分にMFヒルシュに代え、MF清武を投入。オープンな展開になってきた82分、バイタルエリアに独力で運びシュートを放つも枠外へ飛ばしてしまう。
85分にはフンテラールが危険なファウルを犯し一発退場になるものの、10人のシャルケがそのまま逃げ切り、貴重な勝ち点1を獲得した。
シャルケは次節、アウェイで首位バイエルンと対戦。ハノーファーはマインツをホームに迎える。
【了】
