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目前で優勝を逃した韓国指揮官「敗者がいない素晴らしい試合だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

目前で優勝を逃した韓国指揮官「敗者がいない素晴らしい試合だった」
ウリ・シュティーリケ監督が敗戦を振り返る【写真:Getty Images】

【韓国 1-2 オーストラリア アジア杯決勝】

 AFCアジアカップの決勝が31日に行われ、延長戦の末2-1で韓国を破った開催国オーストラリアが3度目の挑戦で初優勝を果たした。

 敗れた韓国代表のウリ・シュティーリケ監督は試合後、「オーストラリアはアジア大陸ではないので、優勝というか、今日の試合だけを見れば敗者がいない素晴らしい試合だった」と120分走りぬいたチームを称賛した。

 後半終了間際、土壇場でソン・フンミンが同点弾をもたらし、延長戦にもつれたこの試合。シュティーリケ監督は敗因について「1-0でリードを許し、走り続けなければならなかった。長いトーナメントだった。90分で選手たちは疲弊していたにもかかわらず試合に戻らなければならなかったんだ。それが最も難しかった」と語った。

 そして、今大会を最後にDFチャ・ドゥリが代表を引退すると見られている。長きにわたって韓国代表を支えたベテランには「我々は勝ててもおかしくなかった。サッカーとはそういうもので、人生というのもそういうものだ。非常に重要なトーナメントだった。(チャ・ドゥリ)は顔を上げて、誇らしく引退できると思う」と述べ、チームを正しい方向へ導いた功績を称えている。

 55年ぶりのアジア制覇を目前で逃してしまったが、韓国のファンに向けて「申し上げることは一つだけ。韓国の皆さんは選手たちを誇りに思ってほしい」とメッセージを送り、今後のさらなるサポートを求めた。

【了】

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