韓国代表のウリ・シュティーリケ監督【写真:Getty Images】
現地31日にアジア杯の決勝を戦う韓国代表のウリ・シュティーリケ監督が、前日会見で意気込みを語った。
「タフな試合を予想しながら準備を進めている。オーストラリアとはGLで既に対戦しているが、彼らは決勝で別のメンバーを選んでくるだろう。我々には(5試合を通して)失点を許していない無敗チームとしての自信があるし、相手を打ち負かすため最高のレベルで戦わなければならないという信念もある。
決勝トーナメントは我々の方がより厳しい戦いだった。準々決勝のウズベキスタン戦は延長までプレーし、準決勝のイラク戦も相手の力に悩まされた一方で、オーストラリアは2試合とも90分で2-0の勝利を収めた。だが明日(31日)の試合は、両チームの最高のプレーを見られるビッグイベントになる」と最後まで戦い抜く姿勢を約束した。
ブラジルW杯前に代表最年少で就任したMFク・ジャチョルからMFキ・ソンヨンに主将を変更した理由については「クを重圧から解放させるための決断だ。チームはW杯後にかなり批判されたため、彼には自分のことに集中してもらい、良いレベルに戻すことを先決させた。クは大会前最後の親善試合サウジアラビア戦を皮切りに、本大会でもGL最終戦で負傷退場(肘の靭帯損傷で戦線離脱)するまで素晴らしい活躍を見せた。キは以前から副主将のように彼をサポートしていたため、キが主将になることが自然だった」と話した。
55年ぶりの戴冠へ熱狂する選手について同監督は「彼らのようなプロ選手をコントロールすることは難しくない。油断せずに試合に集中できるよう訓練されている。だが若い選手が人生初の8万人の大観衆が見守る大舞台でどのようにプレーするかは分からない。強い信念のもと、落ち着いてプレーすれば、我々に勝機がある。試合の争点はどれほど強いメンタリティーを持てるかどうかだ」と語気を強めた。
韓国が優勝すれば14大会ぶり3度目、オーストラリアは出場3大会で初優勝となる。
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