コルドバ移籍に合意したブルーノ・スクリーニ【写真:Getty Images】
バレンシアは30日、マンチェスター・シティからの期限付き移籍でプレーしていたアルゼンチン人MFブルーノ・スクリーニの契約打ち切りと、シティへの復帰を発表した。
昨夏アルゼンチンのラシン・クラブからシティに加入し、即レンタルに出されたスクリーニだったが、スペインではリーグ戦1試合に途中出場して、わずか44分プレーしたのみとなっていた。
そしてこの発表の直後、コルドバが期限付き移籍でのスクリーニ獲得合意を発表した。
しかし、スクリーニはシティの一員としてコミュニティ・シールドに出場しており、FIFAが最終的にコルドバとの契約を認めるかどうかは不透明だ。
というのも、FIFAは規程で1シーズンに3クラブ以上のクラブでの出場を禁じており、先日ニース加入が発表されたフランス代表FWハテム・ベン・アルファはこのルールが適用されて移籍が認められなかった。
ベン・アルファは昨夏、ニューカッスルからハル・シティに期限付き移籍していたが、半年でその契約を打ち切られ、ニューカッスルとの契約も解除してのフランス移籍だった。しかし、FIFAはニューカッスルU-21で公式戦に出場していたことを問題視し、ニースとの契約を認めなかった。
シティで1試合、バレンシアで1試合に出場しているスクリーニにもこのルールが適用される可能性が指摘されており、今後の動向が注目される。
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