「カガワの早い合流は良い知らせである」
再開するボルシア・ドルトムントの戦いにおいて、香川真司の果たす役割とは何だろうか。
2014年1月28日付のシュポルトビルト誌はブンデスリーガ後半戦の開幕を前にして、「クロップのアンチ降格の軸」と題したブンデスリーガのドルトムントの特集を「シンジ・カガワ(25)は新たな自信を持ってドルトムントに到着しなかった」と書き出した。
続けて「アジアカップの準々決勝で日本人はUAEを相手に決定的なペナルティーキックを外した―王座防衛者は放り出された」としている。
23日に行なわれたアジアカップ準々決勝の日本対UAE戦において、スコアは1-1のまま120分を終えて突入したPK戦で、6人目のキッカーとなった香川は失敗した。UAEの6人目、アハメドは成功した。
敗退が決まったUAEとのPK戦では、結局香川が最後のキッカーとなった。シュポルトビルト誌は、よって香川は「新たな自信」を得られなかったと見ているようだ。
一方で同誌は、「それでもやはりBVBにとっては、カガワの早い合流は良い知らせである」と記している。
「結局のところ(BVBの後半戦に向けた)準備は問題のない状況ではない。セバスチャン・ケール、スベン・ベンダー、エリック・ドゥルムといった新たな脱落がある」
シュポルトビルト誌は特集においてドルトムントが降格圏を脱出するための「軸」を、ロイス、インモービレ、フンメルスとした。
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