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代表 10年前

リスク回避のアギーレJ、“開催国枠”の座を掴んだ韓国。各国の明暗を分けたア杯の不公平な日程

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

“開催国枠”に入り込んだ韓国

 韓国の指揮官は現地実行委員会が組んだ開催国を有利にさせる日程(グループAの1位突破チームは他よりも休養日が多い)をオーストラリアの代わりに掴めたことに喜びの表情を見せた。

「今大会は我々にとって重要な試合が2つあった」と準決勝とGL最終戦を挙げ、「通常の大会方式では開催国に有利な日程が組まれるため、特にオーストラリアとのGL最終戦は(決勝トーナメントの日程を決める上で)落とせなかった」と説明した。

「日程はオーストラリアを中心に作られた。しかし我々は彼らに勝利したことでその有利なポジションに入ることができた。その枠は決勝トーナメントに入ると毎試合1日多く休養日が設定されているものだ。もし延長戦までもつれたウズベキスタン戦のような試合の後に間隔が短い連戦を重ねることになれば、いかなる選手も良いコンディションでピッチに立つことは難しくなるため、グループ1位突破は重要だった」

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