相手MFの首を締め退場となったフィリップ・メクセス【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第20節が現地時間の24日、行なわれミランのDFフィリップ・メクセス(32)は後半終了間際に相手ラツィオのMFステファーノ・マウリ(35)の首を締め退場となった。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は25日付けの紙面でメクセスに採点「3」を与えている。寸評では「子どもたち、メクセスを見たかい? あれこそ反面教師にしなければいけないよ」と酷評している。
「恥ずかしいシーンだ。心から恥を感じてくれることを、彼の出場停止が長く長く続くことを祈ろう」
ガゼッタ紙が選手の採点に「3」をつけることは非常に珍しい。どんなに悪いプレーをしたとしても通常は「4」が限度だ。
近年では2012年にフィオレンティーナのデリオ・ロッシ監督がMFアデム・リャイッチ(23)を殴り「0」をつけられており、殴られたリャイッチも挑発したとして「3」がついている。ちなみに同じく2012年のミラノダービーでハンドにより退場処分となったインテルのMF長友佑都(28)も「4」にとどまっている。
ラツィオ戦でミランはリッカルド・モントリーボ、マルコ・ファン・ヒンケル、ステファン・エル・シャーラウィ、パブロ・アルメロの4人が「4」の評価がくだっている。昨年12月以降、1勝3敗2分と泥沼状態が続くミラン。アジアカップからMF本田圭佑(28)が帰還するものの、チームの将来は暗いままだ。
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