相手DFに蹴りを入れるクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
スペイン・リーガ第20節コルドバ対レアル・マドリーの一戦が現地時間24日行なわれた。マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは、レッドカードによって退場となり自身のサポーターの怒りを買っている。
C・ロナウドは83分、コルドバのディフェンスにユニフォームを掴まれていたことに苛立ち、選手の脚を故意に蹴りを入れた。その後さらに抗議しようとした相手にビンタを放っている。現地のマドリディスタ達でさえもこれに対して「正当化できない」「制裁されるべき」「恥ずべき行為」など、数少ない神格化されている2014年のバロンドーラ―を批判した。
C・ロナウドは数分前、コーナーで掴み合いをしている最中にも相手にパンチを食らわそうとしたが、パンチは当たらず大事には至らなかった。しかし、この行為で逆転できない試合に苛立っている同選手がみられている。
なお退場されてからピッチから去っていく途中、ロナウドはクラブW杯を優勝したことによってユニフォームに加えられた、世界王者である証のエンブレムを指した。この行為も「挑発的な行為」としてとらえられ、スペインサッカーファン全体の集中批判を浴びている。
通常であればこの様な暴力行為は数試合の謹慎処分が科されてもおかしくない。しかしながら、審判は試合の報告書には蹴りのみしか記入せず、暴力行為とも判断しなかったとされている。制裁は思いの外少ないかもしれない。
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