ケニアのナイロビで今週サッカーグランドをめぐり、少年たちと警官隊の衝突が起こった。22日のアメリカのWEBメディアが伝えている。
事件は、サッカーを楽しんでいる小学生たちの普段から利用している空地が原因で起こったようだ。
学校近くにある空き地が突然地上げ屋に奪われそうになった。バリケードで囲まれ、サッカーが出来なくてしまった小学生達は抗議。デモを起こし、囲われていたバリケードを壊して、中に侵入した。
しかし、この場所を監視していた警官隊がこれに応戦。小学生相手に催涙弾まで使用して対応した。
この事件にケニアのウルフ・ケニヤッタ大統領は子供たちおよび学校に深く謝罪。空地の所有についてはまだ話し合われている途中であり、政府関係者が責任を取るべきと明かしている。
さらに催涙弾の使用に関しても「他に方法は無かったのか?」と疑問を呈し、「デモに対しては確かにそういったものを使う必要があるかもしれない。しかし、子供に使用するべきではない」と、遺憾の意を示している。
後日、内務大臣が小学校に訪れ、改めて謝罪。問題の土地を新ためて小学校所有の物と定め、ブルドーザーでサッカーグランドを整備したという。
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