懸念される香川の低調なパフォーマンス
「圧倒しながら1点しか取れなかった理由? 明確な答えはないと思います。ホンジュラス戦みたいに6点も取れる試合もあれば、シュート20本以上打っても1点しか取れない試合もあります。
確率を上げていく作業が必要だと思っていますし、チャンスの数を増やすってことをずっとやってきた。チャンスの数があれだけ作れたということに関しては、ポジティブに捉えなければいけないかなと。
その確率をどうやって上げていくか。UAEは3本で1点ですから、確率をどう上げていくかが日本の次のステップかなと思っています」と、霜田技術委員長はチャンスの数を増やし、ゴールの可能性を高めていくしか術がないと考えているようだ。
こうした中、ゴール量産の期待がかかったエース・香川がヨルダン戦(20日・メルボルン)の1点のみにとどまったのは、大きな懸念材料と言える。霜田技術委員長も「真司はまだまだトップパフォーマンスではない」と認めたうえで、本人の奮起を促すとともに、彼に代わるタレントの台頭を求めた。
「真司は代表チームで活躍してくれなきゃいけない選手の1人だと思っていますけど、真司だけではなくて、次に活躍してくれる選手が出てこなきゃいけない。
これからずっと真司とか圭佑に頼っていく日本代表ではないので、真司ももちろん活躍してもらいたいし、早く彼のトップパフォーマンスをもう1回、代表で活躍してくれる日が1日でも早く来てくれることを望んでいますけど、真司がダメなら俺がやるって選手も出てきてほしいなと思っています」と霜田技術委員長は強調した。
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