「UAEは今までの相手とは違う」
日本代表は23日、アジア杯準々決勝でUAEと対戦。1-1のまま突入したPK戦を4-5で落とし、ベスト8で敗退した。
この試合について、現地で取材したイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に話を聞いた。
――ハビエル・アギーレ監督は、グループステージ3試合に続いてGK川島、DF酒井高、吉田、森重、長友、MF長谷部、遠藤、香川、FW本田、岡崎、乾を起用しましたね。
「良い点も悪い点もある。継続して一緒にプレーすることで、この11人には良い連係が出来上がっている。けど、ヨルダン戦から中2日だけに疲労も心配。特に遠藤」
――開始早々の7分、いきなり失点しましたが、立ち上がりはどうですか?
「疲れがあるかな? それでも、あの失点は絶対ダメ。簡単なロングパスから直接ゴール。CBが集中していなかったとしか言えない」
――対戦相手のUAEの印象はどうですか?
「今までの相手とは違う。ポゼッションをキープできる。全くプレッシャーがないね。相手は前回王者の本命チーム。周囲は日本の勝利に期待しているから、UAEは自由にプレーできる」
――日本は、失点後にチャンスは作れていますが、得点できませんね。
「UAEのディフェンスは弱そう。日本は慌てなければ今後もチャンスを多く作れると思う」
――では、得点を奪うために必要なプレーは?
「FWがマークされているのでクロスだけではよくない。中盤からタイミングをずらして前線に上がるプレーが必要。ポール・スコールズのようにね」
【次ページ】「日本には流れを変えられる選手がいない」