7分にロングパスから失点
【日本 0-1 UAE(前半終了) アジア杯準々決勝】
日本代表は23日、アジア杯準々決勝でUAEと対戦。
ハビエル・アギーレ監督は、グループステージ3試合に続いてGK川島、DF酒井高、吉田、森重、長友、MF長谷部、遠藤、香川、FW本田、岡崎、乾を起用。
この選択について、現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「良い点も悪い点もある」と語った。
まず、良い点については「継続して一緒にプレーすることで、この11人には良い連係が出来上がっている」とし、悪い点としては「ヨルダン戦から中2日だけに疲労も心配。特に遠藤」と、ヨルダン戦で87分までプレーした34歳のコンディションを不安視した。
それでも、最初にチャンスを作り出したのは日本。開始早々の2分に乾が左サイドから切り込んで右足で枠内にシュートを放つもGKがセーブ。
しかし、先制したのはUAE。7分、後方からの縦パスに反応したFWマブフートが右足でシュートを突き刺した。
この立ち上がりについて、ショーン氏は「疲れがあるかな?」とした上で「それでも、あの失点は絶対ダメ。簡単なロングパスから直接ゴール。CBが集中していなかったとしか言えない」と厳しく指摘。
また、対戦相手のUAEについては「今までの相手とは違う。ポゼッションをキープできる。前回王者の大本命を相手にしても全くプレッシャーを感じずにプレーできている」と印象を語った。
とはいえ、「ディフェンスは弱そう。日本は慌てなければチャンスを多く作れると思う」と冷静にプレーできれば逆転のチャンスは十分にあるという。
そして、得点を奪うためには「FWがマークされているのでクロスだけではよくない。中盤からタイミングをずらして前線に上がるプレーが必要。ポール・スコールズのようにね」と香川や遠藤、長谷部がカギを握る存在であることを示唆した。
今大会、初の失点を喫した日本。ビハインドで折り返す後半に逆転することが出来るだろうか。
【了】
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