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日本代表 10年前

アギーレジャパン、アジア連覇ならず。UAEにPK戦で屈し準々決勝敗退

1月23日、アジアカップ決勝トーナメント初戦、日本対UAEの一戦が行われ延長、PKの末、敗退した。

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎が起死回生の同点ゴールも

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日本は準々決勝で敗れた【写真:Getty Images】

【日本1(4-5)1UAE アジア杯準々決勝】

 AFCアジアカップの準々決勝、日本対UAEの試合が23日に行われた。

 3連勝で危なげなくグループリーグを突破した日本だが、ここからは相手のレベルもぐんと上がる。

 UAEは大会の中でも好チームのひとつだろう。攻撃のほとんどに絡んでくる10番のオマール・アブドゥラフマンを自由にさせることは許されず、かといって彼だけを抑えればいいわけではない。マブフートやハリルといったアタッカーも注意しなければならない。

 最初のシュートは日本。2分、左サイドで受けた乾貴士が相手をかわして右足で狙った。 3分にはUAEがカウンターを仕掛ける。酒井高徳から奪うとマブフートが裏へ抜け出すも川島永嗣が飛び出して事無きを得る。

 UAEはO・アブドゥラフマンが低い位置で繋ぎに参加しリズムを作る。すると7分、抜群の動きで抜け出したマブフートが強烈なシュートを決めてUAEが先制した。日本は今大会初めてビハインドを背負うことになった。

 O・アブドゥラフマンが作り出す独特のリズム、マブフートの動き出しと決定力。日本は警戒すべき相手の持ち味を見せ付けられる形でゴールを奪われた。

 17分、日本は右サイドから酒井がクロスを送り、ファーサイドで乾が頭で合わせるもGKがセーブ。44分には本田圭佑がミドルを狙うもサイドネット。日本はペースを掴めないまま前半を終えることになった。

 UAEは攻守の切り替えも早く、日本はボールを持っても前に運ぶのが遅れる。また、マイボールを簡単に相手に渡してしまうシーンもあり、組み立てもままならない。

 後半、日本は乾に代えて武藤嘉紀を投入する。52分、その武藤がミドルシュートを放つも左へ外れる。53分には右からのクロスにフリーで飛び込むも枠を捉えられない。

 54分、日本は遠藤保仁に代えて柴崎岳を投入する。60分、香川が強烈なシュートを放つも決められない。65分には岡崎慎司に代えて豊田陽平を投入する。

 後半途中からUAEの足が止まり始め、日本が相手ゴール前でプレーする時間が増える。すると81分、日本がようやく同点に追いつく。本田の落としに走り込んだ柴崎が右足を振り抜くと、ゴール左隅に突き刺さり1点を返した。

 猛攻を続ける日本だったが逆転ゴールは奪えず。試合は延長戦へ突入した。

 94分、長友佑都が足を痛めるも日本は既に交代枠を使い切っている。延長後半から長友を前に上げ、酒井を左SB、柴崎を右SBに配置した。

 118分、PA手前で得たFKを柴崎が優しいタッチのキックで狙うも、ほんのわずか枠を外れた。試合は延長戦でも決着付かず、PK戦にもつれこんだ。

 先攻の日本は、1人目の本田がまさかの失敗。左足のキックはクロスバーを大きく越えた。対するUAEはO・アブドゥラフマンが冷静にチップキックを決めた。しかしUAEは3人目が失敗。

 4-4で迎えた6人目、日本は香川のシュートがポストに嫌われる。UAEは最後を決め、日本は準々決勝で大会を去ることになった。

【了】

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