先制点を挙げたユーニス・マフムード【写真:Getty Images】
【イラク 2-0 パレスチナ アジア杯グループD第3節】
AFCアジアカップのグループリーグ第3戦、イラク対パレスチナの試合が20日に行われ、2-0でイラクが完勝を収めた。
イラクは勝てば決勝トーナメント進出の可能性が十分に残る状況でグループリーグ最終戦を迎えた。
試合は序盤から激しい展開となり、両チームの選手がフィジカルコンタクトで痛む場面が多くなる。
その後徐々に落ち着きを取り戻し、前評判通りイラクが主導権を握ってゴールに迫るが、パレスチナも最後まで体を張ってシュートを阻止し続け得点を許さない。
パレスチナのシュート0本に対し、イラクは10本のシュートを放つも先制点を奪うことができず前半を終えた。
後半に入って48分、イラクのキャプテン、ユーニス・マフムードがコーナーキックをヘディングで合わせてついに先制。
さらに57分、今度はイラクがPKを獲得する。しかし、ユーニス・マフムードが蹴ったPKはパレスチナの守護神タウフィク・アブハマードにセーブされ追加点とはならない。
格下パレスチナを翻弄するイラクは終盤の89分、右サイドを崩し、ゴール正面でパスを受けたアーメド・ヤシーンが迷わず右足一閃。DFに当たってコースが変わったボールはゴールネットに吸い込まれた。
パレスチナに完勝を収めたイラクは、勝ち点で並んでいたヨルダンが日本に敗れたため、逆転で決勝トーナメント進出が決定。23日の準々決勝ではグループC首位の隣国イランと対戦する。
ヨルダンを破ってグループDを首位で突破した日本は準々決勝でグループC2位のUAEと対戦することになった。
【了】