本田の3試合連続ゴールで先制
【日本1-0ヨルダン(前半終了) アジア杯グループD最終節】
日本代表は20日、アジア杯グループステージ最終節でヨルダンと対戦。
ハビエル・アギーレ監督は、この試合でもGK川島、DF酒井高、吉田、森重、長友、MF長谷部、遠藤、香川、FW本田、岡崎、乾を起用。
ここまで、パレスチナとイラクを相手に連勝したものの、この試合で敗れれば一転してグループステージ敗退の可能性もあるため、選手を入れ替えずベストメンバーを選択した。
このメンバー編成について、現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「確実に勝ち点3を取りたいんだと思う。引き分けでも突破だけど、3連勝で終わりたいので、早めに試合を決めたいんだろう」と、指揮官の意図を読んだ。
日本の最初のチャンスは11分。香川のクロスを乾がボレーで合わせて先制。かと思いきや、香川がクロスを上げる際にボールゴールラインを割っていたという判定。ゴールは無効となった。
その後も日本ペースで試合が進むと、24分に岡崎のシュートがGKに弾かれると、こぼれ球に本田が詰めて先制点をゲット。頼れるエースの3試合連続ゴールで1-0とリードを奪った。
この2つの場面を見ても、日本は過去2試合よりも連動性の高い攻撃を披露できているが、ショーン氏は「3試合連続で同じメンバーを起用した効果が出ている。全員で連動した動きができていて、上から見ているとすごく綺麗。シンクロナイズド・スイミングみたい」と語った。
一方、対戦相手のヨルダンについては「かなり引いてしまっている。日本に多くのスペースを与えている」と印象を述べた。
その後は追加点こそ生まれなかったものの、危なげない試合運びを見せて1-0で前半を折り返した日本。
後半に向けて、ショーン氏は「シュートの精度以外で改善すべき点はない。やっぱり、スタメンを休ませるためにも早めに追加点が欲しい」とした上で、「ベンチからは豊田、武藤、小林が見たい。彼らの自信をつけるために」と、決勝トーナメントを見据えた選手交代に期待を寄せた。
【了】
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