イングランド代表コーチで元マンチェスター・ユナイテッドのDFガリー・ネビル氏が19日、自身が解説者を務める『マンデー・ナイト・フットボール』で、マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督に布陣変更を求めた。
ネビル氏は17日に行われたプレミアリーグ第22節のQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)対マンチェスター・ユナイテッドの試合をデータと共に解説し、3-5-2よりも4-4-2の布陣の方が好結果を出している事を証明した。
ファン・ハール監督は3-5-2の布陣で臨んだ同試合で、後半12分から4-4-2へと変更すると、その1分後に先制し、終了間際にも加点するなど、布陣変更が奏功した。
同試合ではマンチェスター・ユナイテッドのサポーターが「4-4-2」というチャントを大合唱したことも話題となったが、ネビル氏はファンの意見に賛同し、次のように話した。
「3バックはフリーになり、彼らは安全策を講じているから私は3-5-2のファンではない。彼らは3バックを使ってボールを回すが、スピードが遅すぎるし、ボールを保持してもバックパスに終始しすぎている。彼らは過去数週間、対戦相手にプレーを読まれるようになった。彼らは4-4-2に布陣を変更してから見違えるように脅威になった」
なお、ファン・ハール監督は今季、3バックで12試合、4バックで10試合をプレーしたが、勝率は前者が42%なのに対して後者が60%と上回っており、1試合あたりのゴール数も前者の1.3ゴールに対し、後者が2ゴールと上回っている。
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