ゲーゲンプレッシングの追求を示唆するクロップ
リストに掲載されたドルトムントの選手は、ケール、グロスクロイツ、ベンダー、ドゥルム、ムヒタリヤン、香川、オーバメヤン、ランゲラク、の8名となっている。ビルト紙による恣意的な選出ではあるが、この数は18チーム中、シャルケの9名に次いで2番目に多い数字となっている。
首位バイエルンがラーム、チアゴ、マルティネスの3名、2位ボルフスブルクがギラボギの1名、3位レバークーゼンがイェドバイ、ソンの2名、4位ボルシアMGがトラオレの1名、に留まっているのとは対照的である。
いずれにせよチームの編成面においては、ドルトムントは万全には遠い状態で後半戦の開幕を迎える、ということだ。
それでは戦術面ではどうだろうか。15日付けのキッカー紙には、クロップのロングインタビューが掲載されており、戦術面における興味深いやりとりが収められている。
――ドルトムントのフットボールは特にゲーゲンプレッシング、ボール奪取と素早い攻守の切り替えによって定義付けられますが、いつチームは(戦術の)レパートリーを増やして、ボゼッション・フットボールを習得するのでしょうか?
クロップ「私はこう見ている:我々は引いて構えた相手に対して何も問題はなかった。そのことに関しては、せいぜいボールに問題があった。引いて構えた相手に対するボール、敵に対して我々が持ってしまっているような、まさに等しく奪取することの難しさが伴ったボールにね。それが昨年、バイエルン・ミュンヘンに17~25ポイント離された根拠だ」
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