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アジア 10年前

負傷者続出の豪州対韓国は“ラフ”だったのか? 選手らが語る“激しさ”が必要な理由

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

激しい試合も歓迎のケーヒル

負傷者続出の豪州対韓国は“ラフ”だったのか? 選手らが語る“激しさ”が必要な理由
決勝トーナメントの初戦、中国戦でも激しいプレーを歓迎するケーヒル【写真:Getty Images】

 同じく豪代表のティム・ケーヒルも激しいフィジカルコンタクトのある試合を歓迎。そして、韓国代表選手のピッチでの振る舞いも称えている。

「韓国はこれまでとは異なる身体的な強さを要素として試合に加えていたと思う。そして技術面も素晴らしいし、良い選手が揃っている。彼らと次に対戦するチームにとっては厄介な存在となるだろう」

 結果的に負傷者が出てしまったが、ケーヒルもスピラノビッチ同様にプレーが度を越えたひどいものだったとは感じていないようだ。特に彼はプレミアリーグ時代にもっとひどいタックルを経験しているからだ。さらに、次戦はより激しいプレーをする中国が相手となる。

「韓国は技術的に優れていて、僕が今まで受けてきたような激しいタックルはなかった。大会を進んでいく中で良い指標になった」

 ケーヒルはその中国との対戦について、「彼らが、このステージに相応しいというのは分かっている。オーストラリアには大きな中国コミュニティーがある。アジアカップにとってもオーストラリアにとっても素晴らしいことだ。準々決勝ではスタジアムが満員になって花火も打ち上げられるだろうね」と語り、決勝トーナメントの初戦を楽しみにしているようだ。

【了】

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