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アジア 10年前

負傷者続出の豪州対韓国は“ラフ”だったのか? 選手らが語る“激しさ”が必要な理由

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

激しくもフェアな一戦

 実際に、ク・ジャチョルと競り合ったスピラノビッチは、このような残念なニュースになってしまったことを詫びているが、それでも試合自体は決して荒れた内容ではなかったと感じているようだ。

「両チーム共、この試合に大きな意気込みを持って臨んでいたから、アグレッシブなチャージやタックルが多くなった。しかし、それは予測できたことだ。そうしたチャレンジはフェアで、かつ激しいものだったと思うし、試合の中では肝心なプレーだった。残念なことに、そのうちの一人がピッチを後にすることとなったが、あれはアクシデントだ」

 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズでプレーするこの豪州代表CBは、この試合で警告を受け、木曜日に行われる準々決勝の中国戦には出場停止となったが、タイトルを獲得するためにはより強い気持ちを持って望む姿勢が必要だと考えている。

「日本や韓国、そして我々のようなチームは自分たちのやり方を貫き通す。だが、競争の中では毎試合タフな戦いが待っている。今夜の試合のように、身体を危険にさらすことにもなる」

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