チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、今季限りでリバプール退団を発表したスティーブン・ジェラードについて、2005年に獲得間近だったことを振り返っている。18日付のイギリス『BBC』が報じた。
モウリーニョは、「クロード・マケレレ、ジェラード、そしてランパード。その3人の中盤を夢見ていた」と、当時の心境を明かす。
結局、「彼は私にチェルシーに来るとは絶対に言わなかった」とモウリーニョが話しているように、ジェラードの獲得は叶わなかった。それでもこのポルトガル人監督は「正しい決断だったと思う」と、17年間クラブ一筋を貫いたジェラードの決断を称えた。
昨季の4月のチェルシー戦、ジェラードは自陣でボールを持った際に芝に足を取られて転倒。その隙にチェルシーのFWデンバ・バ(現ベジクタシュ)にゴールを決められてしまった。
現地ファンは今でも、そのプレーを揶揄するようなチャントを歌うが、モウリーニョはこれをよく思っていないようだ。モウリーニョはジェラードに対し、大きな賛辞を送っている。
「あの歌をチェルシーファンが歌うが、私は好きじゃない」
「2、3度なら良かったが、それが続くといい気分じゃない。特に彼のような尊敬されるべき選手に対しては必要のないものだ」
チェルシーは20日、キャピタル・ワン・カップ(リーグカップ)の準決勝第1戦でジェラード擁するリバプールとアンフィールド(リバプールの本拠地)で対戦する。
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