ティム・ケーヒル【写真:Getty Images】
【オーストラリア 0-1 韓国 アジア杯グループA第3節】
AFCアジアカップのグループリーグ最終戦、オーストラリア対韓国の試合が17日に行われ、0-1で韓国が勝利を収めた。
この試合ベンチスタートとなったオーストラリア代表のFWティム・ケーヒルは70分から途中出場。1点ビハインドからの投入で流れを変えることが期待されたが、得点は奪えず韓国が1点を守り切った。
ケーヒルはこの試合について「DFの裏をついたワンプレーにやられた。彼ら(韓国)がゴールを奪えたのは幸運だった。僕らはこの試合、引き分けか勝つことが出来ただろう」と、悔しさを露わにしている。
序盤からペースを握っていたのはオーストラリアだった。しかし、「これがフットボールだ。彼らはたった1つのチャンスを決めたが、僕らは5つも外した」と、勝負の世界の厳しさを痛感しているようだ。
グループA2位で決勝トーナメントへの進出が決まったオーストラリア。準々決勝の相手は2試合を終えてグループB首位通過を決めている中国。
オーストラリア歴代最多37得点を挙げているケーヒルはその対戦相手について好印象を持っているようだ。
「中国のサッカー、そしてリーグについてはよく知っている。彼らはテクニックだけじゃなく強さも備えている。決して運だけで準々決勝にたどり着いたわけではない。僕は中国サッカーのファンなんだ」
自国開催の今大会、35歳のケーヒルにとっては是が非でも欲しいタイトル。「自分たちのことに集中する必要がある。今日の結果で僕らは脱落した訳じゃない。中国戦に全力を注ぐよ」
代表の絶対的エースは、チームを初のアジア制覇に導くことができるのだろうか。
【了】