今季初ゴールのファビオ・ボリーニ【写真:Getty Images】
【アストン・ビラ 0-2 リバプール プレミアリーグ第22節】
プレミアリーグ第22節アストン・ビラ対リバプールの試合が18日に行われ、0-2でアウェイのリバプールが勝利を収めた。
リーグ戦5試合負けのないリバプールは前節スタメンだったジェラードが負傷で欠場となったものの、他の10人は変わらず。スターリングが2試合ぶりに先発に復帰した。
21試合で11得点しか挙げられず、リーグ最少得点を批判されているアストン・ビラはホームで汚名返上を目指す。
試合が動いたのは24分、スローインの流れからヘンダーソンが上げたクロスにボリーニが合わせてリバプールが先制する。今シーズンここまでゴールがなく、批判の的になっていたボリーニは出場302分で初ゴールを手にした。
早い時間帯に同点としたいアストン・ビラは43分、ウェストウッドのパスに抜け出したクレバリーがシュートを放つが枠を捉えない。
得点源として期待のかかるベンテケも相変わらず精彩を欠き、リバプールのCBに完璧に封じ込められてしまった。
後半に入っても前線に元気がないアストン・ビラだが、最後方では守護神グザンがビッグセーブで何とか追加点を与えるまいと奮闘する。
50分、CKの流れからシュクルテルが頭で合わせ、ゴールの目の前でボリーニが触ってコースの変わったボールをグザンが鋭い反応で阻止。チームに奮起を促す。
58分にはヴァイマンと新加入のヒルを投入して流れを引き寄せよう試みるアストン・ビラだが、その狙い通り前線でボールの動きがスムーズになり、シュートチャンスを作れるようになっていく。
しかし、次のゴールはリバプールに生まれた。78分、エリア手前でスターリングからのパスを受けた途中出場のランバートがシソコを見事なボールコントロールでかわして右足一閃。コースを狙ったシュートは好セーブ連発のグザンでも止められず、ゴール左隅に収まった。
その後もアストン・ビラに得点を与えなかったリバプールは前節に続く完封勝利でリーグ戦6試合負けなし。ゴールが少なく苦しんでいたボリーニとランバートにも光明が差し、後半戦巻き返しに向けて大きな勝利となった。
【了】