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日本代表 10年前

阪神大震災から20年――。地元・大阪で被災した本田が語る胸中。全力で生きることを再認識

イラクとのアジア杯グループステージ第2戦から一夜明けた1月17日は、阪神・淡路大震災からちょうど20年。当時、大阪・摂津市の実家で被災した本田圭佑がその胸中を語った。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

今野が負傷。グループ最終戦へ懸念材料

阪神大震災から20年――。地元・大阪で被災した本田が語る胸中。全力で生きることを再認識
今野泰幸は左もも裏の違和感を訴えて今日はホテルで静養となった【写真:Getty Images】

 12日のパレスチナ戦(ニューカッスル)に続き、16日のイラク戦(ブリスベン)も本田圭佑(ミラン)のPKによる1点を守り切って連勝。

 2015年アジアカップ(オーストラリア)での2連覇に一歩前進した日本。とはいえ、20日の1次リーグ最終戦・ヨルダン戦(メルボルン)の勝敗いかんでは、グループ敗退の可能性もゼロではない。

 3本の決定的シュートをクロスバーやポストに当てた本田、同じく3度の決定的チャンスをモノにできなかった香川真司(ドルトムント)を筆頭に、日本代表は今度こそ決めるべきところで決めて、確実に勝ち点3を積み上げる必要がある。

 その彼らがイラク戦から一夜明けた17日午前、ブリスベン郊外の練習場で回復トレーニングを消化した。現地は午前中から気温35度に達しそうな勢いで、ハビエル・アギーレ監督もトレーニング時間を1時間にとどめた。

 主力組はランニングとストレッチを消化したが、岡崎慎司(マインツ)は左すねの打撲で練習には加わらなかった。サブ組の方で3人1組のシュート練習や4対4、5対5のゲームをこなしているはずだった今野泰幸(G大阪)も左もも裏の違和感を訴えてホテルで静養となった。

 岡崎は「大丈夫」と軽傷を強調したが、今野の方はメルボルン到着後に病院へ行く予定で、もしかすると深刻な状態かもしれない。大一番を控えて、チームには新たな懸念材料が降りかかった。

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