大阪府出身の本田圭佑が阪神・淡路大震災を振り返る【写真:Getty Images】
アジア杯グループステージ第2節イラク戦から一夜明けた17日、日本代表はオーストラリアのブリスベンで練習を行った。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から、ちょうど20年。大阪府出身のFW本田圭佑は、その胸中を明かした。
「当時、小学校2年生だったかな、確か。子供ながらに真っ暗でろうそくの中、朝飯を食べたことを人生では初めてだったんでね。怖いもなにも、よくわからなかった」
そう振り返った本田は、続けて「本当に日本は自然災害が多い。でも、こういったことは忘れがちになる。1つの節目の日にまたみんなが悲しさや大事なもの、忘れがちなものを思い出すきっかけになればと思う」と、震災の記憶を風化させないことの重要性を語った。
そんな本田は、当時の記憶について「揺れたどころじゃない。祖母がね、もう朝食の用意をしているような時間だったんで起きていたけど、僕が寝ているところに走って来て抱きかかえてくれたっていうのは覚えている」と明かした。
その祖母は、「まだ健在ですね。あんまり家族のことは話したくないけど…」という。
幼い自らを守ってくれた祖母がいてくれたからこそ、現在の本田圭佑がある。そんな祖母のためにも、本田は再びアジアの頂点を目指す。
【了】
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