香川真司【写真:Getty Images】
【日本1-0イラク アジア杯グループD第2節】
パレスチナとの初戦後、インサイドハーフというポジションで“ゲームメイク”という役割への苦悩を明かしたMF香川真司。イラク戦の前には得点への意欲を示すコメントを残していたが、この試合でも無得点に終わった。
前半11分、本田のスルーパスに抜け出したものの、シュートの精度に欠いて枠を外したシーンには「決めきれなかったことは悔しい。こういうところで取りたかった」と語った。
さらに、「練習から要求していたし、お互いに言い合っていた」というだけに悔しさをあらわにした。
しかし、パレスチナ戦に続いて決定的なチャンスに絡めていたことは事実。それでも本人は「これだけスペースがあればチャンスに絡めるのは当然。最後決めきるかは大きな問題。そこで決め切れる選手にならないと成長しない。結果を残さないと上に上がれないし意味がない」と、自らに厳しい言葉を浴びせた。
そんな香川は、自身について「フィニッシャーとして絡んでいけるように良い動き出しをしたいし、シュート数も足りない。最後3分の1で、ゴール前でスピードに乗ってボールを受けるのが自分の一番の良さ」と述べた。
それだけにインサイドハーフというポジションでありながらも「チャンスメイクに専念するのではなくもっとゴールに絡んでいけるようにしたい」と、やはり得点へのこだわりを示した。
それでも「もっとできる感触はある」と徐々に手応えは感じていることも明かしている。
そして、次戦グループステージ最終戦となるヨルダン戦に向けて「次に切り替えてやるしかない。次も負けられない」と顔を上げた。
【了】
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