ヨルダンが勝利を収めた【写真:Getty Images】
【ヨルダン 5-1 パレスチナ アジア杯グループD第2節】
AFCアジアカップのグループD第2戦、ヨルダン対パレスチナの試合が16日に行われ、5-1でヨルダンが勝利を収めた。
共に初戦を落としており、勝利がほしい両者の試合は4分、パレスチナのハリード・サリームがクロスバー直撃のシュートを放つ。しかし、それ以降は落ち着いた展開となった。互いに奪ったボールを速く縦につけるも、精度が足りず有効な攻撃につながらない。
28分、ヨルダンのアブダラー・ディーブが相手のクリアを拾うと、自ら持ち込みシュートを放つも枠を外れる。
チャンスを作ったヨルダンがペースを掴むと33分、ユーセフ・モハメドがPA内左で受けると中に持ち込んで右足を振り抜く。これがゴール右隅に突き刺さり、ヨルダンが先制点をうばう。直後の35分には、カウンターからアブダラー・ディーブが持ち込み、グラウンダーのクロスにハンザ・アルダルドゥールが滑り込みながら決め、あっという間に2点のリードを奪った。
アディショナルタイムには、右サイドからの速いクロスにアルダルドゥールが飛び込みこの日2点目。ヨルダンの3点リードで前半を折り返した。
後半序盤にパレスチナがフィニッシュに持ち込むも決められない。その後もパレスチナの勢いを感じられる展開となったが、なかなか得点を奪えない。
すると75分、ヨルダンがアルダルドゥールのゴールで4点目を奪った。同選手はこの日ハットトリックを達成した。80分にもゴールを奪ってひとりで4得点の大暴れとなった。
85分にパレスチナが1点を返し、同国史上初となるアジアカップでのゴールを決めた。しかし試合はそのままヨルダンが勝利し、勝ち点3を獲得した。
【了】