難敵相手にポジティブな内容で勝利
【日本 1-0 イラク アジア杯グループD第2節】
AFCアジアカップのグループD第2戦、日本対イラクの試合が16日に行われた。
日本は初戦のパレスチナ戦と全く同じ11人をスタメンで起用した。開始から高い位置で奪いにいくと、3分には本田圭佑のスルーパスに岡崎慎司がフリーで受けるもオフサイドの判定。
11分、本田が右サイドから中へ持ち込むと、いい動き出しを見せた香川真司にパスを通す。フリーで受けた香川が右足を振り抜くも枠を外れた。17分には長友佑都のクロスにファーサイドの本田が頭で合わせるもポストに嫌われる。日本はここまでの時間、本田がほとんどの攻撃に関わり、乾貴士もアイディアあるプレーでアクセントを加えていく。
22分、PA内で受けた乾の落ち着いたラストパスに香川が飛び込む。これはGKに弾かれるも、拾った本田が倒されPKを獲得。キッカーの本田がゴール右に決めて日本が先制ゴールを奪った。
対するイラクは43分、カラフが右サイドを破ると、折り返しをユニスがシュートもミートできず。川島永嗣がキャッチした。
日本が1点リードで前半を終えた。
47分、本田に決定機が訪れる。パスはDFに引っかかるも、こぼれを右足で狙うとクロスバーに直撃。追加点とはならなかったが惜しい場面を作った。
直後にはイラクに押し込まれるも、日本は落ち着いて対応。そのイラクは55分、ユニスに代えてジャスティンを投入する。
日本は64分、乾、遠藤保仁に代えて清武弘嗣、今野泰幸を投入する。直後には後半最大のチャンス。カウンターから香川が持ち込み、左の清武へ。グラウンダーの折り返しに本田がフリーで走り込むがシュートはポストに阻まれる。73分には香川が深い切り返しで相手をかわし、右足を振り抜くもGKがセーブ。
89分、本田に代えて武藤嘉紀を投入する。
終盤はボールを回して時計の針を進めた日本。アディショナルタイムには攻め込まれたが、グループ最大のライバルであるイラクに1-0で勝利を収めた。
決定機の数を考えればもっと得点が生まれていてもおかしくなかった。それでも多くの時間帯で相手を押し込んだこと、第1戦に続いて無失点で終えられたことはポジティブな要素だ。
日本は第3戦、ヨルダンと対戦する。
【了】
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