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イラン現地紙がW杯開催国のカタールを警戒「死に物狂いでくる」

text by 編集部 photo by Getty Images

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初戦を勝利したイランは今節、カタールと対戦する【写真:Getty Images】

 現地15日20時、アジア杯のグループリーグ第2戦でイランはカタールと対戦する。試合前、複数メディアが展望などを報じた。

 イラン紙『シャルグ』は、MFアシュカン・デヤガーのコメントを紹介。「初戦は熱狂的なイラン人サポーターによってスタジアムが埋め尽くされた。彼らは12人目の選手であり、母国の誇りだ」とバーレーン戦の再現を期待。

 アジア杯で2回目の対戦となるカタールについては「イランが決勝トーナメント進出を決めるためには勝ち点3が必要。一方、一部で優勝候補と呼ばれたカタールはUAE戦のショッキングな負けで母国の人々を失望させた。早期のグループリーグ敗退を避けるため、彼らは勝ち点3を死に物狂いで獲りにくる」と警戒。ケイロス監督が就任した11年4月以降、イランの1勝3分となっている。

 前日にはイランのケイロス監督が「カタールは好成績を狙える力があり、我々が勝利するためにはピッチ上で卓越したものを示す必要がある」と話す一方で、対戦国のベルマディ監督は「イランはアジアを代表するチーム。我々は平均年齢23歳の若手が中心。今は2022年に母国開催されるW杯に向けたチーム作りのため、経験を積ませたい」と語った。

 また、イラン紙『ナヴァド(90)』はオーストラリアに滞在するイランチームのピッチ外での行動を指摘。同紙によると、チーム関係者は現地でイラン人サポーターとたびたびセルフィー(自撮り)を 行っており、彼らが選手と自由に写真が撮れる環境に警報を鳴らす。「写真を求める人々の中には、選手を政治的なプロパガンダ(思想の宣伝)に利用しようとする者もいる」と慎重な振る舞いを促した。

(取材・翻訳:編集部)

【了】

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