14日にオーストラリアのメルボルンで行われたアジアカップのグループB第2節の北朝鮮対サウジアラビア戦(4-1でサウジアラビアが勝利)で、試合前に現地の北朝鮮サポーターが観客席で大合唱した「将軍様チャント」が話題となっている。同日の英スポーツラジオ局『トークスポーツ』などが報じた。
スタジアムでも人民服を着るなど、閉鎖的なお国柄というイメージのある北朝鮮だが、オーストラリアでは一部の地元ファンを味方に付けている。
Aリーグ(オーストラリア1部)のウェスタン・シドニー・ワンダラーズのサポーター団体「レッド・アンド・ブラック・ブロック(RBB)」がソーシャルメディアなどを通じて結成した北朝鮮の応援団は、約200人が北朝鮮のシャツを身にまとい、マンチェスター・シティのファンがゴールの際に見せる「ポズナン=後ろを向いて肩を組み飛び跳ねる応援」に倣って、北朝鮮の最高指導者キム・ジョンウン氏の名前を大合唱した。
このサポーター団体はRBBの応援歌の歌詞を変え、「キム・ジョンウン、オレ、オレ、オレ。キム・ジョンウン、オレ、キム・ジョンウン、オレ、オレ」と歌った他、「ノースコリア」と大合唱。すると、ピッチでウォームアップをしていた北朝鮮代表選手たちが応援に気がつき、同観客席に拍手をしながら駆け寄ると、「イェー!」という歓喜が巻き起こり、再び将軍様チャントが巻き起こった。
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