サッカー3バック戦術アナライズ。異端の戦術がもたらすイノベーション
史上初の「3バック戦術」徹底解説書!!
『普通じゃない』戦術が示すサッカーの未来。
3バックは「最先端」か「時代遅れ」か?
強者の「3バック」か弱者の「5バック」か?
2014年のW杯で躍進したオランダ代表、メキシコ代表、ペップ・グアルディオラのバイエルンと3バックの伝道師マルセロ・ビエルサ、浦和レッズなどJリーグにおける3バックの興隆など…異能の戦術家たちが作り上げる3バックの暗号を読み解く。
【目次】(内容は変更になる場合がございます)
はじめに なぜ「3バック」なのか?
Chapter1 3バックの夢
教授とマフィア/オシムの記憶/マンツーマンなのか、そうでないのか/アヤックス、バルセロナ、オランダ/花神(枯れ木に花を咲かせましょう)
Chapter2 ペップのソリューション
人気絶頂! バイエルン・ミュンヘン/解読・ASローマ戦/ナナメ上の解法
Chapter3 ワールドカップの3バック
ティキ・タカ時代の終焉/バイタルエリアを消せ/縦1本と高速カウンター/弱者の戦法としての3バック/コスタリカとザッケローニの3‐4‐3/メキシコの伝統/ビエルサとサンパオリのチリ
Chapter4 日本サッカーと3バック
オフサイド・ルール改正がはじまり/ベルリンの奇跡/開花しなかった80年代の3‐5‐2/3バックか4バックか/フラット・スリー/3から4へ、さらに3から4へ/ビエルサ的なオシムのサッカー/岡田→ザッケローニ→アギーレ/J2の3バック
【プロフィール】
西部謙司(にしべ・けんじ)
1962年9月27日、東京都生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職するも3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。
現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、タグマ版「犬の生活」を連載中。
著書に『1974フットボールオデッセイ』『イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く』(双葉社)、『Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か』(東邦出版)、『サッカーで大事なことは、すべてゲームの中にある』(出版芸術社)、『戦術リストランテIII』(ソル・メディア)、『サッカー戦術クロニクル』『サッカー戦術クロニクルII』『眼・術・戦』(小社)などがある。