ウズベキスタンのエースFWジェパロフが登場すると…【写真:Getty Images】
オーストラリアで開催されているアジアカップ。16ヶ国が参加していることもあり、様々な文化圏から多くの報道陣が訪れている。混乱を避けるためにAFC(アジアサッカー連盟)は規定を設けているが、それを無視した行動が現地で物議をかもしている。
問題となっているのは中東(西アジア)のメディアだ。我々現地取材班も三度、問題の場面に遭遇した。
まずは10日、ウズベキスタン対北朝鮮。試合後にミックスゾーンにウズベキスタンのエースFWジェパロフが登場すると、取材そっちのけで彼と肩を組み、記念撮影。
次に12日、日本対パレスチナ。試合後、多くの報道陣からの質問に応え、ミックスゾーンを後にしようとする本田圭佑を呼び止め記念撮影。本田は大勝したことで気分が良かったのか、ファンと間違えたのか定かでないが、笑顔でこれに応じた。
そして13日、オーストラリア対オマーン。ケーヒルに同様のことをしようとしたところ、大会スタッフが慌てて制止。「なぜだ?」と反論するメディアと揉める場面があった。
運営側は「あのような行動は困る。ルールを守ってほしい」と語る。
ミックスゾーンとは、試合を終えた選手が報道陣の取材に応じる場所。インタビューがメインで特別な許可がなければ写真撮影は厳禁。ましてや選手と一緒に記念撮影などもってのほかだ(しかも彼らは写真を撮るだけの場合が多い)。
問題を起こしたメディアは1つではなく複数あり、どれも中東のメディアだ。文化が違うとはいえルールはルール。ピッチ外でもイエローカードが提示されたと言っていい。レッドカードを出される前に問題行動は慎まなければならない。
【了】
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