韓国がクウェートに勝利した【写真:Getty Images】
AFCアジアカップのグループA、クウェート対韓国の試合が13日行われた。
初戦を勝利で飾った韓国が立ち上がりからボールを支配し、キ・ソンヨンがゲームを組み立てていく。クウェートはボールを持ったら素早く縦へ展開するも、相手守備陣を脅かすことはできない。25分を経過しても互いのシュートは0本のまま。
両チーム通じて最初のシュートは韓国のビッグチャンス。30分、スルーパスにイ・グノが抜け出すとチップキック気味に狙う。しかし、これは相手GKの好守に阻まれる。
36分、韓国が均衡を破る。右サイドをドリブルで持ち込んだチャ・ドゥリのクロスにナム・テヒが頭で合わせて先制に成功した。
49分、クウェートはポスト直撃のシュートで後半最初のチャンスを作った。その後もクウェートが押し込むも、韓国もシュートコースに入るなど対応する。
59分、ナム・テヒが左足でミドルを放つもゴールを右へ外れる。60分、アリ・マクシードが深い切り返しから右足でコースを狙うもわずかにクロスバーを越える。静かな前半に比べ、後半は序盤から両チームが決定機を迎えている。
それでも後半はスコアが動くことなく試合終了。韓国が1-0でクウェートを下した。
勝利した韓国だが、守備には不安を残した。前半はチャン・ヒョンスがボールの処理を誤りピンチを迎え、後半立ち上がりのセットプレーでもクリアできず危ない場面が生まれた。運動量の落ちた終盤はクウェートに押し込まれ、防戦一方となった。またボールの奪われ方も悪く、カウンターを受けることもしばしば。
55年ぶり3度目の優勝を目指す韓国にとって、守備面での甘さは修正すべき課題だろう。
【了】