結果は上々
「いままでの3大会で楽に勝てたのは1大会で1試合ぐらい。だいたい確率からいって今回もそんなものでしょう」
パレスチナとの緒戦を前に、遠藤は実感として「楽には勝てない」と話していた。アギーレ監督は「最初の1分から決勝の最後の1分のつもりで戦う」と語り、キャプテンの長谷部も「W杯のことを考えても緒戦は非常に大事」と気を引き締めていた。
毎度緒戦で苦戦していた日本にとって、4-0の大勝は2000年大会の4-1で勝利したサウジアラビア戦以来の上々の結果といえる。ただ、相手は最弱とみられていたパレスチナなので少し割り引いたほうがいいのだろう(最弱にしてはパレスチナはしっかり戦えていたが)。とはいえ今回は天皇杯を前倒しするなど、事前の準備がこれまでになくできていたのも確かである。
香川と本田の両輪はまだ本調子ではない。どちらもこれまでとはポジションが変わっていてチームとしてどう機能させるかは今後の課題だろう。岡崎、乾のコンディションは良さそうだが、日本の攻撃力はまだまだこんなものではない。
尻つぼみになってしまったパレスチナ戦だが、グループリーグはチームを固めながら突破してくれれば十分。準々決勝あたりからギアを上げてファイナルまで突っ走るのも優勝候補らしくていいのではないか。
【了】
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