FWマフムード・ダダ【写真:Getty Images】
日本代表は12日、アジアカップのグループステージ初戦で、パレスチナ代表に4-0と勝利した。
14年5月に開催されたAFCチャレンジカップ(今大会をもって廃止)で優勝し、初めてアジアカップの本選に出場したパレスチナ代表。スウェーデン生まれのFWマフムード・ダダは「全世界に大会参加をアピールできたことは素晴らしい。全てのパレスチナ人が我々のプレーを喜んでくれた」と、歴史的一戦を振り返った。
パレスチナはイスラエルとの民族対立の影響で非常に困難な状況に置かれている。スタジアムでフラッグが振られたことや国歌が流れたことにプレッシャーはあったか聞くと「我々はサッカーを通じて国民に誇りをもってもらいたい。世界に戦争と爆弾だけの国ではないと示したい」と、大会にかける強い思いを告白した。
対戦した日本代表の印象については「素晴らしい経験だった。ここ5、6年ほど代表に選ばれているが、今まで戦った相手で一番強かった。彼らは間違いなくベスト」と日本の優勝を予想。
次戦以降の対戦相手に関しては「ヨルダンとイラクのことは全て知っている。日本が彼らを打ち負かしてくれれば、我々にも十分準々決勝進出の可能性がある」とアギーレジャパンの健闘を促した。
(取材・翻訳:編集部)
【了】